【株式市場】材料株物色が活発で日経平均は反発し新規上場2銘柄も好発進

株式

◆日経平均の終値は1万6576円17銭(78円32銭高)、TOPIXは1321.38ポイント(4.28ポイント高)、出来高概算(東証1部)は9億9747万株

チャート15 21日後場の東京株式市場は、ソニー<6758>(東1)が13時前後から軟調になり、東芝<6502>(東1)は上げ幅を縮小するなど、主力株に伸び悩む銘柄が増え、日経平均は14時頃に本日の安値となる1万6740円ちょうど(58円11銭高)までダレた。ただ、その後は底堅く、昨日の41円安からは反発となった。主な株価指数は総じて高い。

 後場は、任天堂<7974>(東1)が何度か軟調に転じ、日本マクドナルドホールディングス<2702>(JQS)も13時半頃から軟調に転換。一方、オーイズミ<6421>(東1)日本金銭機械<6418>(東1)は経済対策の一環としてカジノ導入を巡る議論の再燃などに期待が強まり各々ストップ高。大成建設<1801>(東1)などの建設株には高値更新が続出。プレシジョン・システム・サイエンス<7707>(東マ)は政府のプログラム参画などが好感されて急伸し、アビックス<7836>(JQS)は業績回復期待などから急伸。

 本日新規上場となったインソース<6200>(東マ・売買単位100株)は10時46分に公開価格520円を55.8%高上回る810円で初値がつき、後場945円まで上げたが大引けは692円。

 もう1銘柄、本日新規上場となったデュアルタップ<3469>(JQS・売買単位100株)は前場は買い気配のまま初値がつかず、13時59分に公開価格1110円の2.3倍の2520円で初値がつき、その後2611円まで上げて大引けは2020円。

 東証1部の出来高概算は20億66万株(前引けは10億6718万株)、売買代金は2兆5810億円(同1兆3017億円)。1部上場1968銘柄のうち、値上がり銘柄数は1152(同1143)銘柄、値下がり銘柄数は690(同672)銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種(前引けも25業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、証券・商品先物、輸送用機器、保険、海運、機械、非鉄金属、鉄鋼、銀行、その他金融、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る