建設技術研究所の今期第2四半期は増収2ケタ減益ながらほぼ計画通りのペースで推移

■公共投資が底堅く推移し、事業環境は改善傾向にある

 建設技術研究所<9621>(東1)の今期16年12月期第2四半期連結業績は、増収2ケタ減益ながらほぼ計画通りのペースで推移している。

 第2四半期連結業績は、売上高221億51百万円(前年同期比2.8%増)、営業利益14億04百万円(同17.3%減)、経常利益13億77百万円(同21.5%減)、純利益8億98百万円(同16.6%減)であった。

 当社が属する建設コンサルタント産業では、公共投資が底堅く推移し、事業環境は改善傾向にある。更に、調査、設計業務の性格に応じた入札契約方式の採用等、建設生産・管理システムの改革が進みつつある。

 そのような状況の中で、当社は、技術競争力と価格競争力を併せて強化することで、防災・減災事業、社会資本の維持管理や更新に関する事業等を中心に受注を確保した。

 通期連結業績予想に対する進捗率は、売上高52.1%、営業利益58.5%、経常利益55.1%、純利益56.1%となっていることから、やや計画を上回るペースで推移していると思われる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る