フュートレックは第1四半期の黒字化など好感しストップ高

株式市場 銘柄

■通期予想は減益を据え置くが下値モミ合い抜け出す可能性

 音声認識技術などのフュートレック<2468>(東2・売買単位100株)は9日、9時20分前にアッサリとストップ高の766円(100円高)まで上げ、その後は10時を過ぎても買い気配を続けている。8日の取引終了後に2017年3月期・第1四半期決算(16年4~6月)を発表し、営業・経常・純利益とも前年同期比で黒字化したことなどが好感された。

 株価は16年4月に伊勢志摩サミットなどが材料視されて1109円まで上げた。その後は調整基調が続くが、6月中旬以降は600円前後から750円前後の幅で下値固めとなってきた。3月通期の業績予想は据え置き、営業・経常利益とも前期比で7割減となる見通しのため、しばらくは4月高値に届かないとの見方があるが、下値固めのモミ合いを抜け出す可能性が出てきたため、テクニカル的な予想としては調整幅の半値戻しの水準になる840円どころまでは戻す可能性があるとの見方も出ている。

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