エボラブルアジアの9月期第3四半期は営業利益が4億31百万円、オンライン旅行・ITオフショア開発とも好調

■今期大幅増益を見込む

 エボラブルアジア<6191>(東マ)は12日、2016年9月期第3四半期連結業績を発表した。

 売上高が27億57百万円、営業利益が4億31百万円、経常利益が3億95百万円、四半期純利益が2億38百万円だった。

 セグメントの業績は、オンライン旅行事業では4つのサービスを提供。(1)BtoCサービス(PC、スマホなどでの一般消費者向け)では、新規顧客獲得のためにSEM強化、リピーター増加施策のためにUIの改善等を実施したことが寄与し、利用者が順調に増加した。(2)BtoBtoCサービス(提携先企業のブランドで旅行コンテンツを提供)では、取引先での使用頻度を高めるために、取引先とのコミュニケーションの強化が奏功し、利用額が増加した。(3)BtoBサービス(他社旅行会社に対するホールセール事業)では、国内線運航数の増加にともない、国内航空券を取り扱うオンライン旅行代理店業界全体が活況となり、売上高は堅調に推移した。(4)BTMサービス(企業の出張に係る社内承認手続き及び手配を一元管理する事業)では、営業人員の追加、及び既存顧客の掘り起し等を実施したことで同事業の売上高は19億32百万円、セグメント利益は6億48百万円となった。

 ITオフショア開発事業では、2012年から開始し、ベトナムでのラボ型開発を主軸に順調に顧客先を獲得。雇用エンジニア数を増加させ、2016年6月現在では500名規模にあり、開発の効率化に伴う単価の上昇が、売上増加に寄与した。売上高は9億9百万円、セグメント利益は75百万円となった。

 今期通期業績見通しは、7月19日に上方修正しており、売上高39億87百万円(前期比44.7%増)、営業利益6億10百万円(同95.0%増)、経常利益5億69百万円(同86.4%増)、純利益3億41百万円(同97.7%増)と大幅増益を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■スタンレー電気など年初来安値銘柄の業績見通しに焦点  日経平均株価が4月に大幅下落する中、年初来…
  2. ■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在  「クルマは急に止まれな…
  3. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  4. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  5. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  6. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る