ファーストコーポレーション、完成工事堅調で利益率改善、通期増益・連続増配を維持

(決算速報)
 ファーストコーポレーション<1430>(東証スタンダード)は10月14日に26年5月期第1四半期連結業績を発表した。減収減益だった。前年同期の大規模案件の反動で共同事業収入が減少した。ただし通期増益予想を据え置いた。不動産事業の反動減があるものの、完成工事高が堅調に推移し、請負価格適正化への取り組みなどで売上総利益率が上昇することも寄与する。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は地合い悪化の影響で年初来高値圏から反落したが、高配当利回りなど指標面の割安感も評価材料であり、調整一巡して上値を試す展開を期待したい。

■26年5月期1Q減益だが通期増益予想据え置き

 26年5月期第1四半期の連結業績は売上高が前年同期比3.5%減の74億21百万円、営業利益が23.7%減の4億30百万円、経常利益が22.9%減の4億27百万円、親会社株主帰属四半期純利益が22.5%減の2億83百万円だった。減収減益だった。前年同期の大規模案件の反動で共同事業収入が減少した。

 売上高は完成工事高が4.2%増の57億26百万円、不動産売上高が5.9倍の15億24百万円、共同事業収入が93.7%減の1億20百万円、その他の売上高が60.1%増の49百万円だった。売上総利益は完成工事総利益が81.4%増の6億75百万円、不動産売上総利益が19倍の1億45百万円、共同事業収入総利益が98.0%減の12百万円、その他の売上高総利益が26百万円の損失(前年同期は51百万円の損失)だった。完成工事総利益率は11.8%で、5.0ポイント上昇した。造注案件に加え、一般受注の利益率も回復した。不動産事業の土地売却は2件で計画水準だった。

 なお報告セグメントベースでは、建設事業は売上高が4.2%増の57億26百万円で営業利益(全社費用等調整前)が85.8%増の6億57百万円、不動産事業は売上高が24.1%減の16億45百万円で営業利益が84.7%減の76百万円だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて売上高が前期比7.4%減の400億円、営業利益が8.5%増の28億円、経常利益が2.1%増の25億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が4.8%増の17億50百万円としている。配当予想は前期比2円増配の44円(期末一括)としている。連続増配で予想配当性向は30.1%となる。

 26年5月期は減収ながら増益・連続増配予想としている。不動産事業の反動減があるものの、完成工事高が堅調に推移し、請負価格適正化への取り組みなどで売上総利益率が上昇することも寄与する。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は調整一巡

 株価は地合い悪化の影響で年初来高値圏から反落したが、高配当利回りなど指標面の割安感も評価材料であり、調整一巡して上値を試す展開を期待したい。10月14日の終値は954円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS146円42銭で算出)は約7倍、今期予想配当利回り(会社予想の44円で算出)は約4.6%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS816円73銭で算出)は約1.2倍、そして時価総額は約127億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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