【株式市場】日経平均は小高い程度だが材料株が強く新興市場も高い

株式

◆日経平均の終値は1万7081円98銭(44円35銭高)、TOPIXは1352.58ポイント(8.73ポイント高)、出来高概算(東証1部)は15億4267万株

チャート15 9月6日後場の東京株式市場は、円安基調の割にトヨタ自動車<7203>(東1)ファナック<6954>(東1)などが重いため模様ながめの姿勢があり、材料株物色の相場になった。日経平均は14時30分近くまでほぼ前引け水準の58円高は1万7095円の前後で小動きとなり、その後一時59円96銭高(1万7097円59銭)まで上げた。ただ、主な株価指数はそろって高い。

 後場は、鉄建<1815>(東1)がリニア中央新幹線の品川新駅を施工などと伝わり一段高となり、日本水産<1332>(東1)は前場に続き54年ぶりの公募増資による資金調達などが好感されて高い。ワイヤレスゲート<9419>(東1)は東京五輪に向けた高速通信網の整備などに期待が再燃して一段ジリ高。アルコニックス<3036>(東1)は6日午後、日本インタビュ新聞「IRセミナー」で同社の正木社長が「M&A戦略と業績見通し」など講演し次第高。極楽湯<2340>(JQS)は8月急騰の材料となった中国での店舗拡大について店舗名と開始時期など発表したため5日ぶりに高値を更新。アドアーズ<4712>(JQS)はVR(仮想現実)映像などの体験施設に期待が強く急反発。

 東証1部の出来高概算は15億4267万株(6億9311万株)、売買代金は1兆6249億円(同6792億円)。1部上場1973銘柄のうち、値上がり銘柄数は1561(同1432)銘柄、値下がり銘柄数は311(同386)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、水産・農林、その他製品、建設、食料品、サービス、パルプ・紙、保険、化学、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る