【株式市場】日経平均は89円高、NY株の大幅高など好感されるが「感染」警戒

◆日経平均は2万8651円46銭(89円25銭高)、TOPIXは1980.24ポイント(8.73ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少なく3億9563万株

■4銘柄が上場、うち2銘柄は初値が公開価格を下回る

 12月23日(木)前場の東京株式市場は、NYダウの大幅続伸などを受けて半導体株や海運株などが上げ、電子部品株や機械株なども総じて堅調となった。ロシア・ウクライナ情勢を受けてINPEX<1605>(東1)などが上げ、三井物産<8031>(東1)などの大手商社も高い。日経平均は取引開始直後の151円66銭高(2万8713円87銭)を上値に一進一退となり、新型コロナ・オミクロン株への感染者増加もあり、前引けにかけては上げ幅を縮めた。

 アステリア<3853>(東1)がモバイルアプリ作成の新製品など材料視され急伸し、昭和HD<5103>(東2)は海外での勝訴が材料視され急伸。上場3日目のYCP・HD<9257>(東マ)はストップ高の急回復。同軸2日目の網屋<4258>(東マ)は続伸。カルナバイオS<4572>(JQG)は大日本住友薬との共同研究など材料視され一段高。

 4銘柄が上場し、三和油化工業<4125>(JQS、名2)、ハイブリッドテクノロジーズ<4260>(東マ)は公開価格を上回る初値をつけた一方、エクサウィザーズ<4259>(東マ)、クルーバー<7134>(JQS)は公開価格を下回る初値となった。

 東証1部の出来高概算は少なく3億9563万株、売買代金は9212億円。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は1350銘柄、値下がり銘柄数は713銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種が値上がりし、鉱業、海運、卸売り、機械、サービス、非鉄金属、その他製品、石油石炭、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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