メディカル・データ・ビジョンは医療費専門の決済事業へ本格進出

メディカル・データ・ビジョン

■患者が自由に支払い条件を決めることが出来る医療費後払いサービス「CADA決済」を10月よりスタート

 メディカル・データ・ビジョン<3902>(東マ)は27日、患者が自由に支払い条件を決めることが出来る医療費後払いサービス「CADA決済」を10月よりスタートすることを発表した。また同日、当社では医療費専門の決済事業へ本格進出についての記者会見を実施した。

■CADAカードに決済機能を入れたことで、患者と病院に大きなメリットが生じる

 代表取締役社長岩崎博之氏は、「メディカル・データ・ビジョンとしても未来のための最高の商品という位置づけで取り組んでいます。実は、このCADA決済ですが、CADA―BOXという商品の一機能です。この商品自体は2015年から構想したものを作り上げ、テスト運用を行った2年がかりの商品です。当初のテスト運用の時点では、CADAカードは、自分の診療情報を見るIDと共通診察券という位置づけでしたが、これに決済機能を入れたことで、患者と病院に多大なメリットが生じることが分かりました。例えば患者さんは、病院での会計やその待ち時間の長さに困惑していますが、CADA決済を使えば、ご自身の経済状況に合わせた支払を待ち時間なくできることになります。ですから、この機能を取り込んでCADA―BOXとして販売し、医療費専門の決済事業へ本格的に進出することとなりました。さらにこのCADA―BOXを通じて、現在保有する国民の8人に一人の診療デ-タに加え、リアルタイムな診療データの取得も目指します。」と、医療費決済事業への進出背景と今後の展望を説明した。

 CADA―BOXは、CADA決済とカルテコ(診療情報を見られるインターネットサイト)の機能が付帯された病院向けの仕組みである。まず、患者がCADA―BOXを導入している病院でCADAカードの申し込みを行い、CADA株式会社での審査が完了すると、CADA決済が可能となる。

 CADA決済の特徴は、1)入院時、保証人・保証金なし、2)外来診療でも現金不要、3)医療費に特化することによる不正使用のリスク減、4)高齢者、定期収入の無い方でも申込み可能、5)家族の医療費をまとめて引き落とし可能、6)急な出費による家計負担を軽減、7)自由度の高い支払方法といった点が挙げられる。

 CADA―BOXを導入することで、患者は、自身の診療情報の一部をカルテコで見ることが出来るので、医師の診療内容がよく分かり、診療情報の共有が可能となる。また、カード払いなので、診療が終わったら、会計時間を待たずに直ぐ帰ることが出来るため、診療費を支払うための待ち時間が無くなる。一方、医療機関側は、会計業務の軽減につながり、人件費を削減することが出来る。また、診療費の回収は、カード会社が行うことで、未収金ゼロとメリットは大きい。

 同社は、2020年までにCADA―BOXを二次医療圏344地域に1病院ずつ導入する計画。
 CADA―BOXの導入が順調に進めば、リアルタイムの診療データの取得も進むことになるため、当社の目的である「医療を高める」がさらに1歩進むものといえる。当社では、CADA―OXが「医療の世界を変える大きな箱」になると期待している。

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