【株式評論家の視点】ダイユー・リックホールディングスは中長期的な視点で注目

株式評論家の視点

 ダイユー・リックホールディングス<3546>(東1)は、9月1日に株式会社ダイユーエイト、株式会社リックコーポレーションの2社の共同株式移転により設立された持株会社で、「快適で豊かな暮らしの創造」をスローガンに掲げ、顧客視点の店づくりを使命とし、常に顧客の声を取り入れた新しい価値を創造する商品提案や新しいサービスの創造に取組んでいる。グループ企業が一体となり商品提案と店舗開発を軸に、地域に密着した事業展開を推進して、企業ブランドの向上と継続的成長の礎を築く方針。

 共通する事業であるホームセンター事業に関し統合による商品調達のスケールメリットを活かし、仕入先との関係をより強化することで、安価で質の高い競争力のある商品の安定確保し、共同仕入・共同開発を行う。リックコーポレーションが展開するペット事業を統合・分社化することで、ショップブランドの確立を図り、全国展開を視野に入れた店舗展開・事業戦略によりペットショップ日本一を目指す。持株会社体制とすることで、更なる連携先・統合先を集め、M&Aの推進を図るほか、経営資源や情報、ノウハウの統合・共有化や人材交流などによって競争力の強化を図ることで、より強固な経営基盤を構築する。

 ダイユーエイトの2017年2月期第2四半期業績予想は、売上高が252億円(前年同期比0.7%増)、営業利益が9億5000万円(同0.8%増)、経常利益が9億7000万円(同1.9%増)、純利益が5億7000万円(同1.5%増)を見込んでいる。

 リックコーポレーション2017年2月期第2四半期業績予想は、売上高が162億4300円(前年同期比9.5%増)、営業利益が3億7600万円(同18.6%減)、経常利益が3億0300万円(同26.6%減)、純利益が1億4700万円(同26.7%減)を見込んでいる。

 株価は、9月1日に580円で寄り付いた後、同7日高値612円と上昇。同14日安値580円、同20日安値580円と下値を固め上昇している。株主に対する利益還元については、将来の事業展開と経営基盤の一層の充実強化を図り、配当性向20~30%を目安に積極的に取り組んで行く方針で、中長期計画では、ROA6.0%以上、ROE12.0%以上を目標に掲げ、資本の生産性を高めると同時に収益性の向上に注力するが、9月30日にダイユーエイトの第2四半期算短信の発表、10月7日にリックコーポレション同短信の発表、同19日にダイユー・リックホールディングスとして機関投資家向けIR説明会が予定されている。決算発表とIR説明会を機に見直し機運が高まると予想することから、中長期的な視点で注目していきたい。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■大阪・関西万博で下りスループット約24%改善、首都圏施設で運用開始  ソフトバンク<9434>(…
  2. ■激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは  CEメディアハウスは1月27日、ニューズウィーク日本版…
  3. ■TOB80社、MBO32社と高水準を維持  東京商工リサーチは1月20日、2025年に上場廃止を…
2026年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■経営統合や事業転換、ブランド強化など多様な狙いが背景  社名変更は、経営統合、事業構造転換、持株…
  2. ■4月相場を直撃する「トリプル安」、新年度相場は出鼻から波乱含み  4月1日は元来、証券業界にとっ…
  3. ■JR東日本、約40年ぶり運賃改定で鉄道株に注目  JR東日本<9020>(東証プライム)は3月1…
  4. ■中東情勢の行方が左右する「彼岸底」シナリオと原油危機回避の可能性  願わくば少なくともアノマリー…
  5. ■投資バリューは中立も株価材料として機能する局面も  株式市場は3月相場入りを控え、株式分割銘柄の…
  6. ■東京市場、株式分割ラッシュ拡大、値がさ化の進行が契機  3月相場は、また「二日新甫」である。「二…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る