【株式市場】ギリシャ情勢やユーロ安などに不安残るが持ち直しマザーズ指数など高い

◆日経平均の終値は1万7468円52銭(43円23銭安)、TOPIXは1402.08ポイント(1.14ポイント安)、出来高概算(東証1部)は18億4060万株

チャート5 26日後場の東京株式市場は、対ユーロでの円高基調がゆるみ、トヨタ自動車<7203>(東1)が14時前から堅調相場に転じるなど主力株の一角が強くなり、日経平均は14時頃から一段と回復して朝方の226円04銭安(1万7285円71銭)からは大きく回復し、小幅安にとどまった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は前場に続いて高い。

 AGS<3648>(東1)がウェブサイトの改ざんをほぼ同時に検知して修復するサービスを開始と伝えられて一時ストップ高となり、第一中央汽船<9132>(東1)は英国での二審勝訴を引き続き好感して急伸し、レーザーテック<6920>(東1)さくらインターネット<3778>(東マ)は業績予想の増額を好感して急伸。また、フェイス<4295>(東1)は好業績への期待などが言われて急反発となり、ブイキューブ<3681>(東マ)はチューリッヒ工科大学のベンチャー企業への出資発表を材料に急伸し、菊池製作所<3444>(JQS)は政府の「ロボット革命実現会議」などに期待があり高い。

 東証1部の出来高概算は18億4060万株(前引けは9億2041万株)、売買代金は1兆7967億円(同8341億円)。1部上場1863銘柄のうち、値上がり銘柄数は964(同701)銘柄、値下がり銘柄数は748(同997)銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種(同6業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、空運、パルプ・紙、倉庫・運輸、水産・農林、食料品、などとなった。

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