【株式市場】前場の日経平均は211円高、半導体株は一服だが商社株など強く取引時間中の最高値を連日更新

◆日経平均は3万9309円80銭(211円12銭高)、TOPIXは2683.08ポイント(22.37ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は10億4699万株

 2月26日(月)前場の東京株式市場は、22日の日経平均34年ぶり最高値を牽引した東京エレク<8035>(東証プライム)などの値がさ半導体関連株は総じて上げ一服模様に転じた一方、NYダウとS&P500の2日連続最高値などを受けてトヨタ<7203>(東証プライム)やブリヂストン<5108>(東証プライム)などが上げ、三菱商事<8058>(東証プライム)などの大手商社株は米バークシャーによる保有拡大も言われて高い。みずほFG<8411>(東証プライム)なども高い。日経平均は朝寄りから前引けまで上げ幅200円台でもみあい、午前10時40分過ぎには289円40銭高(3万9388円08銭)まで上げて取引時間中の最高値を2日連続更新した。

 ウエルシアHD<3141>(東証プライム)とツルハHD<3391>(東証プライム)が経営統合の観測報道を受けて活況高となり、ブレインパッド<3655>(東証プライム)はAIデータサイエンス拡大や今6月期の業績上振れ期待などで一段高。インフォマート<2492>(東証プライム)は業績好調で投資助言企業による保有拡大が伝えられたことなどで急伸。アースインフィニティ<7692>(東証スタンダード)は売電事業の伸び拡大など好感する相場の第2ステージとされ出直り急。神鋼鋼線<5660>(東証スタンダード)はPBR0.5倍以下とあって資本効率向上期待など強く一段高。ピアズ<7066>(東証グロース)はchatGPTを活用したロールプレイングシステムの試験導入開始など材料視され一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は10億4699万株、売買代金は2兆9197億円。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は995銘柄、値下がり銘柄数は608銘柄。

 東証33業種別指数は26業種が値上がりし、医薬品、銀行、卸売り、輸送用機器、精密機器、小売り、金属製品、化学、その他金融、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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