【業績でみる株価】ムサシは17年3月期利益予想を増額修正、年明け総選挙関連でも注目

 ムサシ<7521>(JQ)は10月25日、17年3月期第2四半期累計(4~9月)および通期の利益予想の増額修正を発表した。想定外だった東京都知事選挙が追い風となった。そして観測される年明け衆議院解散・総選挙関連としても注目される。株価は増額修正を好感して戻りを試す展開だろう。

 17年3月期第2四半期累計連結業績予想は、前回予想(8月9日公表)に対して、売上高を4億12百万円減額して前年同期比7.0%増の182億99百万円、営業利益を2億11百万円増額して同89.4%増の9億96百万円、経常利益を2億25百万円増額して同79.3%増の10億58百万円、純利益を1億84百万円増額して同84.8%増の6億91百万円とした。

 印刷需要の低迷で印刷材料の販売が落ち込み、金融機関における設備投資抑制で貨幣処理機の販売が低調だったため売上高を減額したが、利益面では好採算の自社開発製品である選挙システム機材の販売が参議院選挙向けに堅調だったことに加えて、想定外だった東京都知事選挙向け機材の販売も寄与したため利益を増額修正した。

 同様に通期連結業績予想は、前回予想(8月9日公表)に対して、売上高を5億37百万円減額して前期比2.7%増の366億84百万円、営業利益を1億13百万円増額して同35.8%増の12億56百万円、経常利益を1億20百万円増額して同13.7%増の13億52百万円、純利益を90百万円増額して同14.9%増の8億65百万円とした。観測される年明け衆議院解散・総選挙が実施されれば再増額となりそうだ。

 株価は戻り歩調で1500円台を回復した。日足チャートで見ると上向きに転じた25日移動平均線がサポートラインの形となった。また週足チャートで見ると26週移動平均線を突破した。さらに13週移動平均線が26週移動平均線を上抜くゴールデンクロスが接近している。増額修正を好感して戻りを試す展開だろう。

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