クリナップは第2四半期の大幅上ぶれ決算など好感し年初来の高値を更新

株式市場 銘柄

■3月通期の連結純利益の見通しを従来より21%増額修正

 クリナップ<7955>(東1・売買単位100株)は8日の後場、7%高の939円(63円高)で始まり、14時30分を回っても前場に続いて年初来の高値を更新している。7日の取引終了後、2017年3月期の第2四半期決算と自己株式の取得(自社株買い)を発表。第2四半期累計期間(16年4~9月)の連結営業利益が予想値を24%上ぶれて前年同期の3倍強になったことなどが好感された。

 また、3月通期の連結純利益の見通しを従来より21%増額して14.5億円の見込み(前期比では4.3倍)とした。厚生年金基金に関連する特別利益を計上する見通しになった。

 自己株式の取得(自社株買い)は、筆頭株主で創業家の資産管理などを行う株式会社井上、代表取締役社長である井上強一氏ほかから保有株式の一部売却の意向を受け、取得価格を普通株式1株761円とし、取得上限株数550万株(保有自己株式を除く発行済み株式総数の13.11%)の範囲で行う。取得期間は16年11月8日から12月6日。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る