三栄建築設計は今期も大幅増収増益で最高益更新を見込む

株式市場 銘柄

■株価は業績を反映しているわけではなく、同業他社と比較しても割安状態

 三栄建築設計<3228>(東1)は、今期も大幅増収増益で最高益更新を見込んでいる。

 同社は、戸建て分譲事業が主力で、売上高の8割を占める。その他に、不動産請負事業、賃貸収入事業を展開している。また、プレサンスコーポレーションと共同出資して設立したプロエーレは、ASEAN近隣諸国に不動産開発プロジェクトなどに出資する等、海外での事業展開も積極的に推進している。

 今期17年8月期通期連結業績予想は、売上高1020億90百万円(前期比40.6%増)、営業利益98億36百万円(同35.7%増)、経常利益92億円(同30.2%増)、純利益55億42百万円(同31.3%増)と大幅増収増益で最高益更新を見込む。

 しかし、株価については業績を反映しているわけではなく、同業他社と比較しても割安状態といえる。

 例えば、競業企業4社のPER(予)を比較してみると、東建コーポ13.53倍、三井ホーム15.72倍、桧家HD7.79倍、サニックス14.14倍である。ところが同社は6.79倍。

 配当利回りは、桧家HDの3.67%を下回るものの、東建コーポ1.31%、三井ホーム2.18%、サニックス0.0%を上回る2.48%である。しかも、この他に、株主優待として、100株以上1000株未満の株主に対して、2キロ分のおこめ券、1000株以上に8キロ分のおこめ券を進呈している。

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