【株式評論家の視点】バリューゴルフは「1人予約ランド」が増加、26週移動平均線に接近し値ごろ感

株式評論家の視点

 バリューゴルフ<3931>(東マ)は、本年3月2日に東京証券取引所マザーズに上場。ゴルフ事業(WEBサイト運営、ASPシステム提供、メディア発行等)、広告メディア制作事業(求人・ブライダル分野の広告原稿制作)、メディカル事業(出版、医療機関向けサービス運営)を行っている。

 ゴルフ事業では、ゴルフ場の集客を支援するシステムをクラウドサービスにて提供する「ASPサービス」、フリーペーパーや運営する各種WEBサイトを通じてゴルフ場に広告や集客プロモーションを提供する「広告・プロモーションサービス」、ゴルフ場運営企業等に対してゴルフ場運営支援や集客コンサルティングの「サポートサービス」を行っている。広告メディア制作事業では、情報誌や情報WEBサイトを運営する企業から広告原稿の制作業務を受託している。主な制作ジャンルはブライダル関連と求人関連。取材、ライティング、校正、バナー制作、画像加工まで、大量・短納期の発注をワンストップ&スピード納品できる制作ラインを提供。メディカル事業では、医療機関向けに「地域医療書籍」の企画・制作・発行サービスを提供している。

 今2017年1月期第2四半期業績実績は、売上高が5億0200万円、営業利益が4700万円、経常利益が4500万円、純利益が2500万円に着地。

 今17年1月期通期業績予想は、売上高が12億2500万円(前期比22.8%増)、営業利益が2億2100万円(同70.0%増)、経常利益が2億2000万円(同70.0%増)、純利益が1億3200万円(同40.5%増)を見込んでいる。

 株価は、3月3日につけた上場来の高値3400円から6月24日に上場来の安値1350円まで調整。1500円割れで下値を固め10月11日高値2100円と上昇。その後、モミ合っている。主力のゴルフ事業でASPサービスの「1人予約ランド」は、プレーしたいけど仲間が集まらないというゴルファーを、インターネット上で組み合わせてプレーができるようにするWEB予約サービスで、契約ゴルフ場と予約者数は増加傾向にあるが、業界大手会社とのシステム連携サービスよるさらなる増加を見込んでおり、来期続伸が観測されている。第3四半期決算の発表は12月15日と1か月ほど先だが、26週移動平均線に接近しており、値ごろ感が出ている。ここからの下値に注目したい。(株式評論家・信濃川)

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