【株式評論家の視点】ヤマシンフィルタは連続営業最高益更新見通し、各国の堅調なインフラ投資は継続

株式評論家の視点

 ヤマシンフィルタ<6240>(東1)は、1956年の創業以来、建機用油圧フィルタを中核としながら、産業用、プロセス用へも分野を拡大しグローバルに事業を展開している。

 同社グループは、経営戦略上の中期的な目標として「建設機械フィルタの専門メーカか
ら総合フィルタメーカへの飛躍」を掲げ、中期的な視野に立った成長投資のため、新素材の開発・製品化、及び拠点集約による研究開発体制の効率向上のための研究開発拠点の新設に係る土地・建物購入投資、既存事業及び新素材開発・製品化に係る、生産設備、研究開発設備等への設備投資、並びに将来のM&Aを含む資本・業務提携等のための増資を決議し、92億2200万円の資金調達を実施している。

 5月15日に発表した前2018年3月期業績実績は、売上高131億6800万円(前の期比31.6%増)、営業利益19億1000万円(同99.5%増)、経常利益18億2400万円(同95.3%増)、純利益12億4900万円(同95.2%増)に着地。

 今19年3月期業績予想は、売上高140億円(前期比6.3%増)、営業利益23億5000万円(同23.0%増)、経常利益23億4000万円(同28.3%増)、純利益16億円(同28.0%増)の連続営業最高益更新を見込む。年間配当予想は、17円(第2四半期末2.5円、期末2.5円)を予定している。中国では、「一帯一路」政策の下、継続した需要増加を見込む。北米では、資源エネルギー開発・インフラ投資の進行の中、更なる需要増を見込む。国内では、堅調な国内インフラ投資を背景に、需要増を見込む。欧州では、引き続き堅調な需要を見込む。

 株主優待として、毎年第2四半期末(9月30日)及び期末(3月31日)現在の株主名簿に記載又は記録された同社株式1単元(100株)以上を保有する株主を対象に行っている。100株以上1,000株未満はQUOカード(500円分)、1,000株以上はQUOカード(1,000円分)を贈呈する予定。

 株価は、1月12日につけた年初来の高値1579円から2月9日安値1115円まで調整を挟んで3月9日1502円と上昇、5月1日安値1129円と売り直された後、モミ合っている。13週移動平均線が上値抵抗線として意識されているが、下値は確認されている。各国の堅調なインフラ投資継続、全社プロジェクト「PAC18」による原価削減実施により、連続営業最高益更新見通しで業績は好調。日柄調整が進み、8月4日前後に予定される第1四半期決算で業績好調が確認されれば、上値を試すと予想する。(株式評論家・信濃川)

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