カルソニックカンセイが米投資ファンド傘下入り報道を受け急反発

株式市場 銘柄

■KKRによるTOB価格次第では一段高の期待

 カルソニックカンセイ<7248>(東1・売買単位千株)は22日、急反発の始まりとなり、取引開始後に9%高の1443円(121円高)をつけて約1カ月ぶりに2000年以降の高値を更新した。同日付の日本経済新聞朝刊が「日産自はカルソカンセを米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)に売却することで合意した」と伝え、思惑が広がった。カルソニックカンセイは取引開始前、「本日開催の取締役会に付議する予定」などと発表した。一方、日産自動車<7201>(東1)は小幅続落で一進一退。

 報道によると、「KKRはカルソニックカンセイ株に対しTOB(株式公開買い付け)を実施し、日産の持ち分の41%を含めた全株の取得を目指す。買収総額は4000億円規模になる見通し」「現在は売上高の8割超を日産に依存しているが、KKRによる買収後は大手車メーカーの系列に属さない独立系として取引先を広げ、生き残りを目指す考え」という。
TOB価格次第では一段高との期待が出ている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る