【株式市場】日経平均はかろうじて反発するがマザーズ指数などは高い

株式

◆日経平均の終値は1万8308円48銭(1円44銭高)、TOPIXは1469.43ポイント(0.86ポイント高)、出来高概算(東証1部)は26億7116万株

 30日後場の東京株式市場は、今夜のOPEC(石油輸出国機構)総会次第では再び原油市況の軟化があり得るとされ、石油資源開発<1662>(東1)住友金属鉱山<5713>(東1)が13時頃からジリ安基調を強めるなど、資源株が冴えない展開になった。前場は堅調だった大手銀行株も軟化。日経平均は14時40分頃に本日の安値の26円38銭安(1万8280円66銭)をつけたが、大引けは1円高となりかろうじて反発した。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均なども小高い。

 後場は、東京五輪のボート会場などの見直し協議が一段落したため建設株が一段ジリ高となり、とりわけ護岸・築港などの大豊建設<1822>(東1)不動テトラ<1813>(東1)が高い。黒田精工<7726>(東1)は新モーターコアなどが材料視されてストップ高。WASHハウス<6537>(東マ)は投資ファンドのレオス・キャピタルが大量保有報告書を提出とされて急伸。アズジェント<4288>(JQS)はイスラエル社の情報セキュリティ製品の販売契約などが材料視されてストップ高。電力10社と都市ガス4社が値上げを発表したため電力・ガス株も高い。

 東証1部の出来高概算は26億7116万株(前引けは9億5532万株)、売買代金は3兆2492億円(同1兆304億円)。1部上場1989銘柄のうち、値上がり銘柄数は1065(同1066)銘柄、値下がり銘柄数は791(同746)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種(前引けは19業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、証券・商品先物、ガラス・土石、水産・農林、建設、食料品、不動産、サービス、情報・通信、電力・ガス、化学、などだった。

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