【株式市場】日経平均は後場一段と上げ昨日の急落を一気に埋めて上値を追う

株式

◆日経平均は2万2582円21銭(1051円26銭高)、TOPIXは1593.45ポイント(62.67ポイント高)、出来高概算(東証1部)は15億5476万株

 6月16日(火)後場の東京株式市場は、ブリヂストン<5108>(東1)が一段とジリ高傾向を強め、前場は強もみ合いだったソニー<6758>(東1)は13時頃から次第高など、北米景気敏感株に強さがみられた。日経平均は一段高の942円高で始まり、14時20分にかけて1093円19銭高(2万2624円14銭)まで上げた。大引けも1051円高で上げ幅は今年3位。昨15日の急落幅774円安を一気に埋めて上値をった。

 後場は、中国景気関連株も強く、JFEホールディングス<5411>(東1)安川電機<6506>(東1)ファナック<6954>(東1)が一段で始まり、さらに上値を追い、JFEはなんと大引け11%高。Aバランス<3856>(東2)は光触媒関連の新事業が注目され大引けまで買い気配のままストップ高。

 バイオ株への買い人気が強く、ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)は国際共同臨床試験の好結果発表などが注目され大引けまで買い気配のままストップ高。オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)は総額3億ドル(330億円)のライセンスが注目されストップ高。Delta-Fly Pharma(デルタフライ・ファーマ)<4598>(東マ)は新薬候補の病勢コントロール率100%などが注目され一段高。イナリサーチ<2176>(JQS)は代理店提携先の米社が新型コロナ関連薬の試験受託拡大との発表などが材料視されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は15億5476万株(前引けは6億2312万株)、売買代金は2兆7542億円(同1兆914億円)。1部上場2168銘柄のうち、値上がり銘柄数は2104(前引けは2055)銘柄、値下がり銘柄数は48(同90)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値上がり(前引けも全33業種が値上がり)し、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、海運、ガラス・土石、輸送用機器、繊維製品、非鉄金属、ゴム製品、不動産、機械、空運、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■スタンレー電気など年初来安値銘柄の業績見通しに焦点  日経平均株価が4月に大幅下落する中、年初来…
  2. ■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在  「クルマは急に止まれな…
  3. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  4. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  5. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  6. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る