【株式市場】前場の日経平均は55円高、好決算銘柄や材料株の物色が活発

◆日経平均は4万1635円53銭(55円36銭高)、TOPIXは2898.16ポイント(2.61ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億5065万株

 7月10日(水)前場の東京株式市場は、半導体関連株が総じて重く、数日ぶりにみずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行株や東京海上HD<8766>(東証プライム)などの保険株が値上がりしたほか、大規模な自社株買いを打ち出したリクルートHD<6098>(東証プライム)が連日上場来の高値に進み、投資ファンドの書簡が伝えられたサッポロHD<2501>(東証プライム)は急激に出直った。日経平均は135円安で始まり、午前10時半頃には160円79銭高(4万1740円96銭)まで上げ、前引けも堅調だった。

 三菱自<7211>(東証プライム)が活況高となり日本郵便の集配車としてEV(電気自動車)大量納入など好感。FPパートナー<7388>(東証プライム)は6月の契約など材料視され出直り急激。アオイ電子<6832>(東証スタンダード)はシャープ<6753>(東証プライム)との半導体製造に関する展開で急激。シー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687>(東証スタンダード)は業績予想の増額が好感され一時ストップ高。ペルセウスプロテオミクス<4882>(東証グロース)は臨床試験の進展期待など根強いようで出直り継続。

 東証プライム市場の出来高概算は8億5065万株、売買代金は2兆1057億円。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は489銘柄、値下がり銘柄数は1082銘柄。

 東証33業種別指数は19業種が値上がりし、保険、証券・商品先物取引、精密機器、銀行、海運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  2. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  3. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  4. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  5. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  6. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る