ビューティガレージの17年4月期第2四半期は57.3%営業増益で着地

■資金面から美容サロンの開業を支援する新会社を設立

 ビューティガレージ<3180>(東1)は7日、17年4月期第2四半期連結業績を発表した。また、同日には、資金面から美容サロンの開業を支援する新会社「BGパートナーズ」の設立も発表した。設立は17年1月を予定。

 同社グループは、プロ向け美容商材ネット通販の最大手。ITとリアルを融合連携させ、美容商材の物販事業と開業・経営ソリューション事業を手掛ける。

 売上高は前年同期比12.2%増の46億3200万円と好調に推移した。一方、利益面は、「Beauty World Japan2016」への出展、通販カタログ誌3種の発行など積極的なプロモーション活動を展開しながらも、営業利益は前年同期比57.3%増の2億7800万円と大幅に伸長した。経常利益は東証1部への市場変更費用1600万円及び為替予約の評価損900万円を計上し、同45.7%増の2億5100万円、四半期純利益は同47.3%増の1億6000万円となった。

 事業別に見ると、物販事業でのオンラインショップ登録会員数は、前年同期比14.4%増の29万6504口座と拡大基調。このうち過去1年間で6回以上購入したロイヤルユーザ数は同24.3%増の1万7550口座とリピート顧客が増加し、売上高が同12.6%増の35億6600万円、営業利益が同58.3%増の3億2400万円だった。特にモバイル経由全体の売上高は前年同期比49.5%増と大幅な伸長であった。

 店舗設計事業は売上高が同15.3%増の9億3500万円、営業利益が5.7%減の4000万円だった。デザイナーの増員などに注力した。

 17年4月期の見通しは、売上高は前期比15.6%増の97億500万円、営業利益は同20.6%増の5億3200万円、経常利益は同24.1%増の5億2000万円、純利益は同31.0%増の3億4900万円としている。

 なお、同日には資金面から美容サロンの開業を支援する新会社「BGパートナーズ」の設立を発表した。

 新規出店の希望者がサロンを開業する際には、店舗物件や設備に対して高額な資金を用意する必要があり、それが新規出店の高いハードルとなっている。新会社では、ビューティガレージの信用力・資金力・物件情報力を最大限に活用したファイナンスサポート、店舗リース・転貸サービスなどを提供する。今後は、同社グループのサービスメニューの一つとして新たに資金面からも美容サロンの開業・経営を支援していくとしている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る