【株式市場】朝方は海外での円高など気にされるが全般は次第に回復しTOPIXは高い

株式

◆日経平均の前引けは1万9448円55銭(5円78銭安)、TOPIXは1554.44ポイント(1.12ポイント高)、出来高概算(東証1部)は8億1674万株

 10日(火)前場の東京株式市場は、海外市場での円高基調などが影響し、朝方は自動車株などが軟調だったため、日経平均も続落基調で始まり、10時頃に83円21銭安(1万9371円12銭)まで軟化した。ただ、ソニー<6758>(東1)やソフトバンク<9984>(東1)などが強く、円高も進行しないため、日経平均は次第に回復して一時30円57銭高まで浮上。前引けは5円78銭安(1万9448円55銭)となった。TOPIXは高く、東証2部指数、マザーズ指数なども高い。

 大手医薬品株や不動産株の一角などが高く、トヨタ自動車<7203>(東1)が朝安のあと次第に戻し、米国に100億ドルを投資と伝得られたことについては、前週後半に米トランプ次期大統領がメキシコ工場計画を非難したことと関連づけて受け止め方が分かれる様子だったが前引けは小じっかり。光村印刷<7916>(東1)が「元号」変更に関する報道を受けて急伸し、野崎印刷紙業<7919>(東2)はストップ高となり東京インキ<4635>(東2)も急伸。リミックスポイント<3825>(東マ)は仮想通貨システムなどが材料視されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は8億1674万株、売買代金は1兆1215億円。1部上場2004銘柄のうち、値上がり銘柄数は1040銘柄、値下がり銘柄数は819銘柄となった。

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