【株式市場】日経平均は390円安で3日続落だが朝方の688円安から回復

◆日経平均は3万6657円09銭(390円52銭安)、TOPIXは2620.76ポイント(12.73ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は16億273万株

 9月5日(木)後場の東京株式市場は、前場堅調だった日立<6501>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)が一進一退となり、三菱重<7011>(東証プライム)は14時前から軟調に転じるなど、徐々に重くなる銘柄がみられた半面、大成建<1801>(東証プライム)などの建設株や澁澤倉庫<9304>(東証プライム)などの倉庫株に高い銘柄が目立ち、NTT<9432>(東証プライム)などの携帯3銘柄も堅調。為替やNY株の影響が相対的に小さい銘柄に注目が集まる様子となった。日経平均は14時にかけて再び下げ幅を広げたが、前場の安値を割らずに持ち直して3日続落となった。終値での3万7000円割れは8月15日以来。

 後場は、サンウェルズ<9229>(東証プライム)が尻上がりとなって大きな陽線を示現し、一部報道を受けた2日連続急落から大幅反発。ベステラ<1433>(東証プライム)は午前11時に発表した業績予想の増額修正が好感されて急動意となり後場も上げ幅を保って活況高。リーダー電子<6867>(東証スタンダード)は一段高となりNTTの「IOWN」の次世代高速通信ネットワークソリューション関連株の見方。フィットイージー<212A>(東証スタンダード)は7月の会員数48%増など好感され急反発し一時2日ぶりに上場来の高値を更新。ジェリービーンズG(ジェリービーンズグループ)<3070>(東証グロース)はストップ高となり太陽光パネル無害化リサイクル新製品事業での提携に期待高揚。

 東証プライム市場の出来高概算は16億273万株(前引けは7億7488万株)、売買代金は4兆2056億円(同2兆670億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は784(前引けは1299)銘柄、値下がり銘柄数は803(同310)銘柄。

 東証33業種別指数は15業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位は、倉庫運輸、食料品、陸運、空運、建設、ゴム製品、情報通信、水産農林、繊維製品、証券商品先物、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る