【銘柄フラッシュ】カネヨウなど急伸しトランプ関連銘柄はコマツなど一服模様

銘柄

 27日は、ソフトバンクグループ<9984>(東1)が「親・トランプ銘柄」と位置づけられて朝方にほぼ3年ぶりの9000円台回復となったが、前引けはこの大台を保てず、大引けも乗れずに0.2%高。NYダウの2万ドル大台乗せにより、目先は目標達成感が出てくるのではと警戒する雰囲気があった。トランプ関連銘柄の中では、コマツ<6301>(東1)が1.2%安の小反落、ヤマシンフィルタ<8240>(東1)は後場に値を消して一時マイナス転換する場面があり、大引けは1.6%高。

 東証1部の値上がり率1位は東洋機械金属<6210>(東1)となり、26日発表の第3四半期決算などが好感されて11.6%高。2位はVOYAGEGROUP(ボヤージュグループ)<3688>(東1)となり、25日に発表した四半期決算が好感されて昨日のストップ高に続き大幅続伸の11.4%高。3位はチノー<6850>(東1)となり、一時1ドル115円に入る円安や3月の展示会に燃料電池車に不可欠なSOFCスタック可視化装置などを出展とされて10.2%高。

 東芝<6502>(東1)は正午に「メモリ事業の分社化方針の決定について」を発表し、後場は堅調に転換して0.5%高。デクセリアルズ<4980>(東1)は今3月期の業績見通しを大幅に増額修正し5.4%高。ジャパンフーズ<2599>(東1)は13時に第3四半期決算と業績予想の増額を発表し2.0%高と昨年来の高値を更新。

 カネヨウ<3209>(東2)は26日の薄暮に四半期決算と業績予想の大幅増額を発表し朝から買い気配のままストップ高は39.0%高に張り付き大引けに配分商い。アオイ電子<6832>(東2)は13時に発表の四半期決算が好感されて12.6%高となり高値更新。

 リアルコム<3856>(東マ)は27日が第三者割当増資の払込日のため、いわゆるファイナンス明け相場に期待とされて14.9%高。スタジオアタオ<3550>(東マ)は業績好調で今季の旧正月連休に期待とされ16年12月上場後の値動きも良好とされて12.4%高。キャリア<6198>(東マ)は株式2分割の発表などが好感されて7.6%高。

 NJホールディングス<9421>(JQS)はグループ会社企画制作のスマホ向けゲームがセガグループから配信開始とされて大きく出直り18.5%高。メガネスーパー<3318>(JQS)は「17年春には眼鏡型ウエアラブル端末発売」と四季報にあることなどが言われて14.9%高。IMV<7760>(JQS)は低PERや業績堅調が言われて9.9%高と戻り高値を更新した。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■スタンレー電気など年初来安値銘柄の業績見通しに焦点  日経平均株価が4月に大幅下落する中、年初来…
  2. ■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在  「クルマは急に止まれな…
  3. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  4. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  5. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  6. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る