ビューティガレージの4月期第3四半期は70.9%営業増益、今期配当を7円に増額

■特に理美容化粧品やネイル・まつ毛材料の売上が引き続き好調

 ビューティガレージ<3180>(東1)は7日、2017年4月期第3四半期連結決算と期末一括配当の増額を発表した。

 売上高は前年同期比13.6%増の67億98百万円、営業利益は同70.9%増の3億57百万円、経常利益は同65.1%増の3億39百万円、四半期純利益は同55.6%増の1億95百万円となった。

 今第3四半期には、美容業界向け各種展示会への出展、通販カタログ3種の発刊(2016年6月)など、積極的なプロモーション施策を実施。また、2016年11月から、従来外部に委託していた「大型・中型機器」の物流業務を内製化するため、千葉県柏市の自社物流センターを大幅拡張。材料・化粧品から大型機器までの物流の一元化を図った。

 事業別に見ると、物販事業では、スマホ専用ECサイトなどのモバイル経由全体の売上高は前年同期比49.8%増と大幅に伸長した。また、2017年1月には、フランスの老舗エステティック化粧品ブランド「ドクタールノー」の独占輸入販売権を獲得するなど、継続的 にラインナップの拡大を図っている。なお、今第3四半期では、特に理美容化粧品やネイル・まつ毛材料の売上が引き続き好調に伸長し、化粧品・材料の売上高は前年同期比22.4%増加した。これにより、売上高は52億75百万円(前年同期比12.3%増)、営業利益は4億24百万円(同53.6%増)となった。

 店舗設計事業では、デザイナーの増員や店舗設計WEBサイトのリニューアルなど、積極的な営業活動による新規顧客の開拓で、売上高は13億33百万円(同24.5%増)、営業利益は61百万円(同24.0%増)となった。

 2017年4月期の見通しは、売上高は前期比15.6%増の97億5百万円、営業利益は同20.6%増の5億32百万円、経常利益は同24.1%増の5億20百万円、純利益は同31.0%増の3億49百万円としている。

 なお、未定としていた期末一括配当は7円(2016年4月は5.6円)増額する方針とした。

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