ベステラが業績予想を上方修正、品質・施工評価による追加受注金額の受領などで前1月期の連結売上高は従来予想を4%上回る見込みに

■営業利益や当期利益などは大きく赤字改善へ

(業績修正速報)
 ベステラ<1433>(東証プライム)は3月8日の正午、2023年1月期の通期連結業績予想の上方修正(各利益とも赤字改善)を発表し、売上高は22年12月に開示した従来予想を4.0%上回る54.58億円の見込みに見直した。第3四半期連結会計期間(2022年8~10月)に一部工事について工事損失引当金を計上したが、該当工事が当期中に完成し、工事品質および無事故無災害による施工が客先に評価され、追加の受注金額を受領したことなどが要因とした。

 8日の株価は前引けの934円(9円安)に対し、後場は940円(3円安)で始まり、回復傾向となっている。

 また、前回公表した業績予想の想定を上回る工事の進捗があったことなどにより、営業利益の見通しは従来予想を55百万円上回る2.15億円の赤字に見直し、親会社株主に帰属する当期純利益は同じく1.17億円上回る2.0億円の赤字に見直した。当期純損失については、増収効果による影響および当期の経営体制変更に伴う役員退職慰労引当金の計上に対し、繰延税金資産(表示上は、繰延税金負債と相殺)を計上したことなどにより、大きく改善となる見込みになった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る