三越伊勢丹ホールディングスは5日ぶりに反発、アヤ戻しか下げ止まりか注目

株式市場 銘柄

■昨年12月から17年2月にかけてもみ合った際の下値圏に接近

 三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東1)は8日、取引開始後に1317円(6円高)をつけ、昨日までの4日続落から反発基調となっている。「大西洋社長が3月31日付で辞任することが5日わかった」「後任未定のままトップの辞任が決まることは極めて異例」(日本経済新聞3月6日付朝刊)などと伝えられ、6日から続落。しかし、2016年12月から17年2月にかけてもみ合った際の下値が1260円(12月)、1259円(1月)のため、この下値圏に接近してひとまず下げ止まる可能性が言われている。

 7日に新経営体制を発表したが、株価の反応は鈍かったため、9日の反発についてはテクニカル的なアヤ戻しの域を出ないとの見方がある。それでも、この水準で下げ止まれば下値警戒感は後退することになるため、アヤ戻しか下げ止まりか、しばらく注目を集めることになりそうだ。(HC)

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