インソースが上場来の高値に迫る、東証1部に向け立会い外分売

株式市場 銘柄

■2000円の「大台固め」意識されるが1000円乗せのときはスンナリ通過

 講師派遣型企業研修などを展開するインソース<6200>(東マ)は9日の後場一段高となり、13時過ぎに13%高の1988円(228円高)まで上げて上場来の高値1995円(17年2月28日)に迫っている。8日付で立会い外分売を発表し、その目的として、「東京証券取引所市場第一部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めております」などとしたため注目が強まったようだ。

 立会い外分売の予定株式総数は16万6000株。申し込み数量の限度は買付希望顧客1人につき100株(売買単位:100株)。分売予定期間は17年3月24日から28日。これにより株式分布状況の広がりや流動性の向上などを図り、東証1部上場への要件を充足する。

 業績は拡大傾向にあり、今9月期も営業利益や純利益などが続けて最高益を更新する見込み。2000円の大台に乗ったあとは株式市場に特有の「大台固め」と呼ばれる足場固め的なもみ合いに移行する可能性はあるが、1000円の大台に乗った際には、ほとんど大台固め的な値動きが無いままジリ高を続けた。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る