【株式市場】米FOMCを前に日経平均は軟調小動きだが材料株や好業績株は強い

株式

◆日経平均の終値は1万9609円50銭(24円25銭安)、TOPIXは1574.90ポイント(2.50ポイント安)、出来高概算(東証1部)は17億5824万株

チャート5 14日後場の東京株式市場は、引き続き米FOMC(連邦公開市場委員会)を14~15日に控えて円相場の先行きが読めないと手控える様子があり、トヨタ自動車<7203>(東1)は一段軟化するなど、主力株の動きが重かった。日経平均は30円安の1万9600前後で一段と小動きになり、前場の値動き幅(高値と安値の差)37円寄りも振幅が小さくなった。東証2部指数と日経JASDAQ平均は高いがマザーズ指数は安い。

 後場は、ピジョン<7956>(東1)が中国の出生率回復などを材料に一段強含んで年初来の高値に進み、ダイワボウホールディングス<3107>(東1)は花粉症関連などとされて一段高となり2009年以来の高値。クラウドワークス<3900>(東マ)は政府のフリーランス勤労者支援政策などが好感されて後場ストップ高。オプトエレクトロニクス<6664>(JQS)は指先でバーコードを読み取るウェアラブル端末を開発と伝えられて昨年来の高値。

 東証1部の出来高概算は17億5824万株(前引けは8億1715万株)、売買代金は1兆7814億円(同8266億円)。1部上場2004銘柄のうち、値上がり銘柄数は899(同821)銘柄、値下がり銘柄数は945(同976)銘柄。

 また、東証33業種別指数は15業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、水産・農林、石油・石炭、保険、ガラス・土石、食料品、建設、機械、空運、などだった。(HC)

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