【株式市場】東京都議選を受けて「アベノミクス」テコ入れ期待など広がり日経平均は反発

株式

◆日経平均の終値は2万55円80銭(22円37銭高)、TOPIXは1614.41ポイント(2.51ポイント高)、出来高概算(東証1部)は16億109万株

チャート4 3日後場の東京株式市場は、東京都議選の結果を受けて自民党が再び経済政策に注力するのではといった期待があり、円安基調も加わり神戸製鋼所<5406>(東1)が8日続伸など主力株の一角が堅調に推移した。日経平均は後場寄り後に一段強含んで62円71銭高(2万96円14銭)まで上げて堅調さを保ち、前日比では2日ぶりに反発した。東証2部指数とマザーズ指数、日経JQSDAQ平均も高い。

 後場は、材料株物色が一段と活発化し、芦森工業<3526>(東1)タカタ<7312>(東1)の民生法申請による代替需要への期待などでストップ高。日本エム・ディ・エム<7600>(東1)は中国展開が好感されて約1週間ぶりに高値を更新。比較.com<2477>(東マ)は米社との提携などが材料視されてストップ高。RIZAPグループ<2928>(札幌)が出資する銘柄は軒並み一段と騰勢を強め、夢展望<3185>(東マ)は「上場廃止に係る猶予期間入り」だが債務超過を解消の見通しを発表したことが材料視されてストップ高、パスポート<7577>(JQS)は3日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は16億109万株(前引けは7億6385万株)、売買代金は2兆510億円(同9468億円)。1部上場2022銘柄のうち、値上がり銘柄数は1117(同1060)銘柄、値下がり銘柄数は767(同801)銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種(前引けは19業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、繊維製品、石油・石炭、非鉄金属、水産・農林、海運、その他金融、陸運、鉱業、ゴム製品、などとなった。(HC)

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