アミューズは営業利益などの見通し増額を好感し年初来の高値

株式市場 銘柄

■イベント収入やグッズ販売など好調でテクニカル的に上値期待の見方も

 芸能プロダクションのアミューズ<4301>(東1)は15日、急伸の始まりとなり、取引開始後に8%高の2170円(159円高)をつけて年初来の高値を更新した。14日の取引終了後に今期・2017年3月期の連結売上高や営業・経常利益の見通しを増額修正し、好感されている。

 売上高は従来予想を9.5%増額して483億円の見込みに、営業利益は同じく20.5%増額して47億円の見込みに見直した。純利益は減損損失の計上により同31%減額し、新たな予想1株利益は95円59銭とした。PERは20倍を超えることになったが、このセクターは高PERが常態との見方があり、テクニカル的には2400円台まで展望可能との見方もある。

 発表によると、プレイスマネージメント事業が計画に対して下回る見込みとなったが、アーティストマネージメント事業におけるイベント収入やグッズ販売が好調に推移したことに加えて、会員向けのグッズ販売やコンテンツ事業の収入が想定を上回ったこと等により、営業収入、営業利益、経常利益は、前回予想を上回る見込みとなった。(HC)

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