【株式市場】好業績株などの個別物色が強まり日経平均は1カ月半ぶりに1万9000円割る

株式

◆日経平均の終値は1万8985円59銭(276円94銭安)、TOPIXは1524.39ポイント(19.53ポイント安)、出来高概算(東証1部)は17億6293万株

チャート9 27日後場の東京株式市場は、北朝鮮の核実験に対する懸念などが言われ、個別物色の色彩が強まり、日経平均は290円安の1万8970円前後で一進一退を続けた。終値では2月9日以来1カ月半ぶりに1万9000円を割った。ただ、円高基調が続いたにもかかわらずブリヂストン<5108>(東1)などが持ち直し基調となり、日経平均も大引けにかけては持ち直した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 日本エアーテック<6291>(東1)が調合中に飛散した抗がん剤などを無害化する作業台などを材料に前売買日のストップ高に続いて大幅続伸し、戸上電機製作所<6643>(東2)は業績予想の増額などが好感されて急伸。ケアサービス<2425>(JQS)は中国での日本式介護の拡大が好感され5日連続ストップ高。ファンデリー<3137>(東マ)は「IoT家電」向け情報配信サービス拡大などが好感されて急伸。

 27日に新規上場となったティーケーピー(TKP)<3479>(東マ・売買単位100株)は、貸し会議室の運営などを行い、11時16分に公開価格6060円を74%上回る1万560円で初値がつき、高値は前場の1万800円、大引けは9970円となった。

 東証1部の出来高概算は17億6293万株(前引けは9億3346万株)、売買代金は2兆311億円(同9823億円)。1部上場2010銘柄のうち、値上がり銘柄数は252(同255)銘柄、値下がり銘柄数は1671(同1658)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けに続いて全33業種が値下がりし、値下がり率の小さい業種をみると、空運、水産・農林、その他製品、精密機器、電力・ガス、医薬品、陸運、電気機器、食料品、倉庫・運輸、建設などだった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る