【株式市場】前場の日経平均は71円安、半導体関連株など次第に値を消したが好決算株など強い

◆日経平均は3万8727円19銭(71円18銭安)、TOPIXは2737.99ポイント(0.03ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億5826万株

 2月5日(水)前場の東京株式市場は、NYダウやNASDAQ指数の3日ぶり反発など好感されたものの、半導体関連株に朝高の後値を消す銘柄が目立ち、日経平均は取引開始直後の320円高(約3万9118円)を上値にダレ模様となり、前引けにかけて116円安(同3万8682円)まで軟化した。トランプ関税による米中の貿易摩擦中に警戒感。中で、パナソニックHD<6752>(東証プライム)は「グループ経営改革」など好感されて活況高。川崎汽船<9107>(東証プライム)も業績予想の増額修正など好感され活況高。東京精密<7729>(東証プライム)も業績予想の増額修正など好感されて急伸しストップ高。安田倉庫<9324>(東証プライム)も四半期決算など好感され急伸。

 タカラスタンダード<7981>(東証プライム)が四半期決算など材料視されて急伸し、ネクスグループ<6634>(東証スタンダード)は暗号資産事業とWeb3事業を行う企業の子会社化が材料視され2日連続ストップ高。アルメディオ<7859>(東証スタンダード)は自社株買いが好感され急出直り。HENNGE<4475>(東証グロース)は四半期決算の大幅増益など好感されストップ高。TOB(株式公開買付)を受けてDNAチップ研究所<2397>(東証スタンダード)、テクノスジャパン<3666>(東証プライム)、プロトコーポレーション<4298>(東証プライム)、東都水産<8038>(東証スタンダード)が急動意。

 5日新規上場の技術承継機構<319A>(東証グロース)は、2700円(公開価格の35%高)で初値をつけ、3165円(同58%高)まで上げる場面をみせて前引けは2879円。

 東証プライム市場の出来高概算は10億5826万株、売買代金は2兆2898億円。プライム上場1640銘柄のうち、値上がり銘柄数は983銘柄、値下がり銘柄数は601銘柄。

 東証33業種別指数は17業種が値上がりし、海運、倉庫運輸、その他製品、情報通信、鉄鋼、繊維製品、化学、水産農林、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る