上場2日目のスシローグローバルHDは公開価格の4%安前後で売買交錯

株式市場 IPO 鐘

■今9月期の連結業績見通しは売上高8.1%増、純利益は85%増などを見込む

 東証1部に30日再上場となった回転寿司のスシローグローバルホールディングス<3563>(東1・売買単位100株)は31日、3480円(70円高)で始まったあと3485円まで上げ、10時にかけては公開価格3600円を3.6%下回る3470円前後で売買交錯となっている。一部には、大株主の投資ファンドによる放出の懸念があるようだが、東証1部に直接上場する銘柄は大型のためアッサリ初値がつくケースが多いとの指摘がある。

 初値は公開価格を4.7%下回る3430円。上場初日の取引開始後まもなく9時9分に売買が成立し初値がついた。会社発表の2017年9月期の業績見通し(連結)は、売上高が前期比8.1%増の1596億9200万円、営業利益は同18.8%増の89億2100万円、親会社に帰属する純利益は同84.9%増の58億8600万円、予想1株利益は214円35銭。

 初値でのPERは16.0倍になり、たとえば、くらコーポレーション(2695)のPER21倍前後、元気寿司(9828)のPER115倍前後が比較対象にされている。(HC)

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