【銘柄フラッシュ】ロングライフHDなど急伸し新規上場のネットマーケティングは黄海価格の36%高でスタート

銘柄

 31日は、東芝<6502>(東1)が一時9.6%高の250.0円まで上げ、フラッシュメモリー事業の売却に向けた第1次応札に米国系企業から2兆円規模の応募があったと伝えられ、ひとまず安堵感。テクニカル的な「ダブルボトム」(2点底)完成のフシ目になる240.9円を終値でも上回り、投資スタンスが「戻り売り」から「押し目買い」に転換したとされた。ただ、いま何かに投資するなら東芝よりシャープ<6753>(東2)の声が。

 東証1部の値上がり率1位は2日続けて北の達人コーポレーション<2930>(東1)となり、いぜん、株式分割を通過して最低投資金額が低くなったため新た投資家の流入が期待されて16.5%高の大幅続伸。ヘリオス テクノ ホールディング<6927>(東1)は30日に3月決算の利益見通しを増額修正したため買いが入り12.1%高と急反発し東証1部の値上がり率2位。アルファコーポレーション<3434>(東1)は宅配ボックス、宅配ロッカーの需要拡大期待が再燃し10.3%高となり東証1部の値上がり率3位。

 31日新規上場となったネットマーケティング<6175>(JQS・売買単位100株)は10時6分に公開価格1140円の36%高の1552円で初値がつき、高値は前場の1667円、終値は1630円。

 タカトリ<6338>(東2)は3月上中旬に中国での電子部品事業本格化を好感して急伸し、その後の下げがちょうど移動平均の付近で止まり調整がムリなく完了との見方があり、好感相場の第2幕とされて11.1%高。

 ファイズ<9325>(東マ)はネット通販の配送業務の受託拡大などに期待が広がりストップ高となり上場来高値の19.6%高。上場2日目のユーザーローカル<3984>(東マ・売買単位100株)は公開価格2940円の4.3倍の1万2500円で初値が付き、高値は1万3350円、終値は1万2470円。

 ロングライフホールディング<4355>(JQS)は中国・青島市政府からの受託などが好感されてストップ高の23.4%高。オールアバウト<2454>(JQS)日本テレビホールディングス<9404>(東1)の日本テレビ放送網との提携が好感されてストップ高の15.2%高となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る