【株式市場】材料株が強く機関投資家の売りは昨日ほど出ず日経平均は反発

株式

◆日経平均の終値は1万8861円27銭(51円02銭高)、TOPIXは1504.66ポイント(0.12ポイント高)、出来高概算(東証1部)は18億9216万株

チャート13 5日後場の東京株式市場は、午前中の円安基調が鈍化したため昨日午後のような急激な下げを警戒する様子があり、日経平均は13時過ぎに36円31銭安(1万8773円94銭)まで軟化する場面があった。しかし、株価指数の先物は警戒されたほど下げず、日経平均も程なく堅調に転じて大引けは51円02銭高(1万8861円27銭)となった。東証2部指数、日経JASDAQ平均は安いが東証マザーズ指数は反発した。

 後場は、4月年度に入り、国内機関投資家が利益確保を先行させて売りが先行しているとされたが、古河電気工業<5801>(東1)は世界トップレベルのオ性能の無酸素銅条の開発などが好感されて一段ジリ高。串カツ田中<3547>(東マ)は月次好調が好感されて急伸のまま値を保ち、エスプール<2471>(JQS)は4日発表の第1四半期業績が好調で活況高。

 東証1部の出来高概算は18億9216万株(前引けは9億2882万株)、売買代金は2兆2324億円(同1兆590億円)。1部上場2012銘柄のうち、値上がり銘柄数は730(同910)銘柄、値下がり銘柄数は1154(同950)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種(前引けは18業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、精密機器、情報・通信、非鉄金属、鉄鋼、サービス、小売り、電力・ガス、などだった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る