イズミは年初来の高値、好決算や発行株数の9%消却を好感

株式市場 銘柄

■上場来高値の頃よりも業績見通しが拡大

 広島本社の総合スーパー、イズミ<8273>(東1)は12日の前場、11%高の5520円(555円高)まで上げて年初来の高値に進み、出来高も大きく増加した。11日の取引終了後、2017年2月期の連結決算と自己株式の消却などを発表。好感買いが広がった。今期・18年2月期の連結業績見通しは純利益などが2期ぶりに最高を更新する見込みとした。

 2015年8月に6170円の上場来高値があり、この頃よりも業績見通しが拡大したため、全体相場が安定化すればこの高値を更新しても不自然ではないとの見方が出ている。

 今2月期の連結売上高の見通しは前期比6.5%増加の7481億円、営業利益は同9.3%増加の390億円、純利益は同55.7%増加の265億円、1株利益は369円80銭とした。また、4月28日付で、発行済株式総数の9.1%に当たる719万6720株を消却する。この分だけ株式価値が向上するため、買い安心感が強まる形になった。(HC)

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