コンヴァノはネイルサロンを展開、19年3月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 コンヴァノ<6574>(東マ)は、ネイルサロン「ファストネイル」をチェーン展開している。19年3月期は新規出店などで大幅増収増益予想である。株価は上値を切り下げる展開だが、IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。

■ネイルサロンをチェーン展開

 18年4月東証マザーズに新規上場した。ネイルサロン「ファストネイル」をチェーン展開するネイル事業、およびCM動画放映や試供品配布などのメディア事業を展開している。

 ネイルサロンは安定した品質、低価格、スピード感などを特徴として、三大都市圏(関東、関西、東海)の商業施設内中心に店舗展開している。18年6月末の店舗数は49店舗(うちFC1店舗)である。自社開発WEB予約システムによる集客、分業化による高効率オペレーション、自社育成機関による短期間でのプロネイリスト育成などで収益力向上を図っている。

■19年3月期は新規出店で大幅増収増益予想

 19年3月期連結業績(IFRS)予想は、売上収益が18年3月期比16.0%増の23億30百万円、営業利益が59.7%増の2億30百万円、親会社所有者帰属当期利益が54.6%増の1億40百万円としている。

 第1四半期は、売上収益が前年同期比15.4%増の5億57百万円、営業利益が41.1%減の11百万円、親会社所有者帰属当期利益が43.1%減の6百万円だった。新規出店(18年3月期8店舗、19年3月期第1四半期2店舗)や上場キャンペーンなどの効果で2桁増収だったが、新規出店関連費用やIPO関連費用などで減益だった。ただし計画水準としている。

 通期ベースでは、18年3月期出店店舗の通期寄与、および19年3月期の新規出店などで大幅増収増益予想である。好業績を期待したい。

■株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階

 株価は上値を切り下げる展開だが、5月安値1321円まで下押すことなく、9月13日の直近安値1530円から切り返しの動きを強めている。IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。9月26日の終値は1652円、今期予想連結PERは約26倍、時価総額は約37億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■スタンレー電気など年初来安値銘柄の業績見通しに焦点  日経平均株価が4月に大幅下落する中、年初来…
  2. ■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在  「クルマは急に止まれな…
  3. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  4. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  5. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  6. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る