【業績でみる株価】エルテスは17年2月期大幅増益で18年2月期も大幅増益予想、株式2分割も発表

 エルテス<3967>(東マ)は、リスクに特化したビッグデータ分析をベースに、SNSやブログのネット炎上対策など、ソーシャルリスクコンサルティングサービスおよびソーシャルリスクモニタリングサービスを展開している。4月12日発表した17年2月期非連結業績は大幅増収増益だった。そして18年2月期も大幅増収増益予想である。また株式2分割も発表した。

 株価は3月3日の上場来高値1万1000円から反落。本日13日は6200円まで下げて急落している。16年11月IPO後の落ち着きどころを探る展開だが、好業績を評価して動意づく可能性がありそうだ。

 17年2月期の非連結業績は売上高が16年2月期比43.7%増の13億79百万円、営業利益が同35.8%増の1億83百万円、経常利益が同28.9%増の1億70百万円、純利益が同17.0%増の1億04百万円だった。

 大手損害保険会社との連携によるネット炎上時の補償サービスの開発、AI(人工知能)を活用した内部不正検知サービスであるリスクインテリジェンスサービスの本格開始などで、既存顧客の深耕や大手企業・新規顧客開拓を推進した。

 そして18年2月期の非連結業績予想は、売上高が17年2月期比30.4%増の18億円、営業利益が同30.7%増の2億40百万円、経常利益が同41.2%増の2億40百万円、純利益が同53.8%増の1億60百万円としている。主要サービスが順調に推移して大幅増収増益予想である。

 株式分割も発表した。17年5月31日を基準日(効力発生日17年6月1日)付で1株を2株に分割する。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る