防衛関連株は大波乱、代表格の石川製作所に信用規制が発動され週末要因も影響

防衛 自衛隊

■半値押しまで一気に調整進み4月25日に期待する様子が

 このところ急騰してきた石川製作所<6208>(東1)は14日の前場、昨日に続いて乱高下となり、朝方に14%高の1748円(208円高)まで上げた後、11時を過ぎて一時10%安の1386円(154円安)となった。防衛産業関連株の代表格として注目され、米国と北朝鮮の緊張状態には今も大筋で変化がないとの見方が多いものの、東証が14日の売買から信用取引規制を発動したため、週末売買日とあって投機資金が「いったんホコを納める様子がある」(市場関係者)。今朝は、米国がアフガニスタンで核爆弾を除くと史上最大の爆弾をIS勢力に向けて投下したと伝えられたが、防衛関連株は波乱模様となっており、反応は今のところ一時的のようだ。  

 株価は4月初まで800円台だったが、北朝鮮を巡る米トランプ大統領の発言や米空母艦隊の派遣などを材料に連日活況高となり、13日には2倍強の1998円まで上げた。14日は、この上げ幅の半値押しをイメージさせる1400円前後の攻防となり、値幅での調整は一気に進んだ格好。次の期待材料として、4月25日の朝鮮人民軍「創建記念日」がいわれており、これに向けて再び活況高が再燃するかどうか注視されている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  2. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
  3. ■イネの生育を最大4倍に  シャープ<6753>(東証プライム)は3月21日、プラズマクラスター技…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る