【高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ】NYダウ三角保合い放れは終値で1万8053ドル突破必要

高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ

 好調な1月米雇用統計を受けて、米10年国債金利は1.95%に上昇。1月30日の1.64%で当面の底打ち感が強まってきた。同様にドル円も先週末は一時119円23銭までドル高円安に振れた。

日米の株式市場は昨年12月以降、三角保ち合いに入っている。終値ベースで捉えると、日経平均は12月8日の1万7935円を高値に、同16日の1万6755円まで下押したが、ここを安値に下値は切り上げ、一方、上値も同24日の1万7854円、1月28日の1万7995円と切り下がっている。NYダウも同様で、12月26日の1万8053ドルを高値に安値は同16日の1万7068ドルから1月30日の1万7164ドルに切り上げたが、高値は2月5日の1万7884ドルに切り下げ、三角保ち合いの中にある。

この三角保ち合いを離脱するには、終値で日経平均は1万7935円、NYダウは1万8053ドル、ナスダックは4806ポイント、SP500は2090ポイントをブレイクする必要がある。(証券ジャーナリスト・高見沢健)

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