田辺工業は後場も買い気配のままストップ高続く、3月決算見通しを増額

株式市場 銘柄

■連結営業利益など前期比で一転増益の見込みに修正

 プラント建設や保守などの田辺工業<1828>(東2)は8日、13時30分を回っても買い気配のままストップ高の784円(100円高)で推移し、本日はまだ売買が成立していない。大型連休前の5月2日の取引終了後に2017年3月期の決算見通しを増額修正して発表し、連結営業利益は従来予想を34%引き上げて一転、前期比で増益になる見込みとしたことが好感されている。

 17年3月期は、既存設備の改造、改修、合理化、集約化等の工事や期修理工事の完成が寄与し、また、第4四半期において施工高が高まったほか、施工体制の確立、施工効率の改善、原価管理の徹底を図った効果などが出た。前期に発生した大きな不採算工事もなかった。連結純利益の見通しは従来予想を59%引き上げ、増額後の予想1株利益は237円35銭とした。3月決算の発表は、直近の2回は5月13日、15日だった。(HC)

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