【株式市場】米財政収支の発表を控え日経平均は一進一退だが2日続けて2年ぶりの高値を更新

株式

◆日経平均の終値は1万9900円09銭(57円09銭高)、TOPIXは1585.19ポイント(3.42ポイント高)、出来高概算(東証1部)は21億6986万株

 10日後場の東京株式市場は、米国の4月の財政収支の発表を前に円相場が下げ渋る様子になり、トヨタ自動車<7203>(東1)が一段下値を探る場面を見せるなど、手控えムードが漂った。日経平均は大引けにかけて持ち直し、2日続けて2215年12月以来2年ぶりの高値を更新。ただ前場の高値1万9938円53銭(95円53銭高)を抜かずにもみ合った。主な株価指数の中では東証2部指数が安い。

 後場は、ヘリオステクノホールディング<6927>(東1)が9日の決算発表を好感する形で後場予知後に一段上げてストップ高となり、古河電池<6937>(東1)は14時の発表が好感されて急伸。ラクト・ジャパン<3139>(東2)は業績再評価の相場とされて上場来の高値を更新。

 東証1部の出来高概算は21億6986万株(前引けは10億8191万株)、売買代金は2兆7790億円(同1兆2956億円)。1部上場2015銘柄のうち、値上がり銘柄数は1044(同1037)銘柄、値下がり銘柄数は805(同800)銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種(前引けは17業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、その他製品、情報・通信、電力・ガス、電気機器、サービス、鉱業、非鉄金属、機械、その他金融、医薬品、精密機器、などだった。(HC)

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