マーキュリアインベストメントが第1四半期好調で一時ストップ高

株式市場 銘柄

■ファンド完了にともなう成功報酬などで営業利益は通期見通しの8割確保

 投資ファンド運用などのマーキュリアインベストメント<7190>(東2)は12日の後場急伸し、一時ストップ高の1624円(300円高)まで上げて終値も20%高の1589円(265円高)となった。11時過ぎに第1四半期(2017年1~3月)の連結業績を発表し、期初に示した通期の業績見通しに対する進ちょく率の高さなどが好感された。

 この第1四半期は、同社グループが管理運営を行う一部のファンドの運用完了にともない成功報酬を計上したことなどが寄与し、連結営業利益は13.11億円(前年同期は連結開示していないため増減比較なし)となり、純利益は8.98億円(同)となった。12月通期の見通しは従来予想を据え置き、売上高は前期比23.0%増の31.0億円、営業利益は同17.2%増の15.0億円、純利益は同23.0%増の10.5億円。営業利益は第1四半期で通期予想の87%を確保した。ファンド運用が順調に運べばこの業績見通しが上ぶれる可能性などが言われている。(HC)

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