【株式市場】材料株が強く米国株が夜間取引で上げ日経平均も後場堅調に転じて2万円台を回復

株式

◆日経平均の終値は2万81円63銭(49円28銭高)、TOPIXは1618.63ポイント(8.93ポイント高)、出来高概算(東証1部)は17億9461万株

チャート15 5日後場の東京株式市場は、引き続き北朝鮮の核実験に対する懸念などがあったが、三菱重工業<7011>(東1)は防衛関連株の面から戻り高値に進むなど堅調に推移。米シカゴ先物24時間取引のGLOBEX(グローベックス)で米国株が高いと伝わり、日経平均は13時過ぎから前日比堅調に転換し前日比でも反発。大引け間際には2万円台を回復した。東証2部指数とマザーズ指数も高く、前場は安かった日経JASDAQ平均も堅調に転じた。

 後場は、引き続き鉄鋼株や銀行株などが高く、船井電機<6839>(東1)が国内での格安テレビ本格化などが注目されて一段ジリ高となり、サニックス<4651>(東1)フマキラー<4998>(東2)などの「ヒアリ」対策関連株も活況高を継続。ビーマップ<4316>(JQS)はJR東日本企画などとスマートフォン接触認証を応用する新事業などが材料視されて2日連続ストップ高。マイネット<3928>(東マ)はブロックチェーンやAI(人工知能)活用ベンチャーのINDETAIL(本社・札幌)との業務提携などが好感されて急伸。

 東証1部の出来高概算は17億9461万株(前引けは8億5233万株)、売買代金は2兆4503億円(同1兆1934億円)。1部上場2022銘柄のうち、値上がり銘柄数は1329(同776)銘柄、値下がり銘柄数は550(同1082)銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、非鉄金属、機械、輸送用機器、金属製品、ゴム製品、卸売り、繊維製品、などとなった。(HC)

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