【株式市場】日経平均は73円安、後場は中盤から値を消すがTOPIXは小高い

◆日経平均は2万6604円84銭(72円96銭安)、TOPIXは1877.58ポイント(1.00ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は10億8581万株

 5月26日(木)後場の東京株式市場は、JR各社や空運株が一段と上げて始まり、KNT-CTホールディングス<9726>(東証スタンダード)は一段ジリ高を継続など、前場に続き訪日観光客の制限緩和に関連する銘柄が活況高となった。一方、不動産株は一進一退に転じ、値がさ半導体株などはジリ安傾向。日経平均は5円高で始まった後13時過ぎまで堅調だったが、以後は次第に値を消して大引けは3日続落となった。TOPIXは小高く小反発。

 後場は、日本製鉄<5401>(東証プライム)が株主還元の積極化期待などでジリ高となり、ソースネクスト<4344>(東証プライム)は訪日観光客緩和で自動通訳機の回復に期待と一段高。エムアップHD<3661>(東証プライム)は福岡ソフトバンクホークスと共同でNFTサービス開始など好感され一段高。リリカラ<9827>(東証スタンダード)は業績上振れ期待などで一段高。QDレーザ<6613>(東証グロース)は量子ドットレーザー対応製品拡大などで一段高となり2日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は10億8581万株(前引けは5億4616万株)、売買代金は2兆7142億円(同1兆3767億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1038(前引けは1359)銘柄、値下がり銘柄数は718(同427)銘柄。

 また、東証33業種別指数は23業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、陸運、輸送用機器、ゴム製品、不動産、ガラス土石、鉄鋼、銀行、小売り、情報通信、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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