日本アビオニクスがストップ高、世界初の温度分布計測技術を好感

株式市場 銘柄

■いつもは軍事緊張を材料に上げるが今回は期待度が強いとの見方

 日本アビオニクス<6946>(東2)は19日の前場、急伸して出直りを強め、11時過ぎからはストップ高の333円(80円高)で売買されている。19日付で、「世界初!金属など低放射率物質の温度分布を正確に計測する技術を開発」と発表。期待が広がっている。

 発表によると、赤外線の反射の影響を除去し、低放射率の物体の温度分布を正確に計測する技術(以下、本技術)を世界で初めて開発した。これにより、従来の赤外線サーモグラフィカメラ(以下、サーモカメラ)では困難とされてきた金属の表面温度を、非接触で正確に計測することが可能となる。本技術に関して特許も出願している、とした。

 同社株は防衛関連株のひとつで、4月には北朝鮮によるミサイル発射と米海軍の朝鮮半島海域への接近土を思惑材料に407円まで急伸した。この頃の高値圏で買われた株式が目先的には売り圧迫になる可能性はあるようだが、買い材料の性質が違うため期待度が強く、大きな売り圧迫にはならないとの見方が出ている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る