
■栗本鐵工所、日本鋳鉄管なども再び上値を追う
日本ヒューム<5262>(東証プライム)は9月2日、再び一段高となり、12%高の3770円(395円高)まで上げた後も3600円台で強い値動きを続け、約3週間ぶりに上場来の高値を更新している。ヒューム管(遠心力鉄筋コンクリート管)の最大手で、下水道の老朽化対策、インフラ更新による需要拡大に期待の強い相場が続く中、直近は「経済対策の策定、首相が「近く指示」案、自民総裁選前倒し論も意識」(日経電子版9月1日昼)などと伝えられたことを受け、下水道の老朽化対策などが経済対策にあらためて盛り込まれる可能性が言われている。
下水道の老朽化対策などについては、今年6月に政府が20兆円規模の「国土強靱(きょうじん)化中期計画」を策定したと伝えられた。2026年度から5年間で予算を執行するとされた。2日の株式市場では、同様の期待から栗本鐵工所<5602>(東証プライム)、日本鋳鉄管<5612>(東証スタンダード)、前澤工業<6489>(東証スタンダード)なども再び強い値動きとなっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)