【株式市場】材料株など強く日経平均は続伸し新規上場のユニネクは大引けも買い気配

株式

◆日経平均の終値は2万20円86銭(20円95銭高)、TOPIXは1621.87ポイント(1.39ポイント高)、出来高概算(東証1部)は16億4142万株

チャート15 19日後場の東京株式市場は、日銀の金融政策決定会合(19~20日)の結果待ちといった雰囲気があり、手がかり難の中で引き続き好業績株の選別買いや材料株の個別物色が続いた。花王<4452>(東1)はESG(環境・社会・ガバナンス)投資用に新開発された株価指数「FTSE Blossom Japan Index」、「MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」の2つに採用されたことなどが言われて後場も一段ジリ高。日経平均は14時にかけて軟調な場面もあったが、大引けにかけて前場の高値を上回り32円55銭高(2万32円46銭)まで上伸。大引けも20円95銭高となり反発。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、任天堂<7974>(東1)が一段と強含み、昭和シェル石油<5002>(東1)出光興産<5019>(東1)との統合に向けた機体が再燃とされて年初来の高値。アンジェス<4563>(東マ)は6月初旬の急伸からの休養が十分の態勢とされて出直り、シンワアートオークション<2437>(JQS)は富裕層向けの海外不動産紹介事業などが期待されてストップ高。

 19日新規上場の3566)きょう新規上場したユニホームネクスト(ユニネク)<3566>(東マ・売買単位100株)は買い気配をセリ上げたまま売買が成立せず、大引けは公開価格2800円の2.3倍にあたる6440円となった。

 東証1部の出来高概算は16億4142万株(前引けは8億609万株)、売買代金は2兆208億円(同9967億円)。1部上場2023銘柄のうち、値上がり銘柄数は1136(同1233)銘柄、値下がり銘柄数は760(同641)銘柄。

 また、東証33業種別指数は15業種(前引けは19業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、その他製品、水産・農林、情報・通信、サービス、鉄鋼、食料品、化学、建設、医薬品、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る