【株式市場】ECBの「出口」戦略を受け円相場に不透明感があり日経平均は反落したが材料株などは強い

株式

◆日経平均の終値は2万99円75銭(44円84銭安)、TOPIXは1629.99ポイント(3.02ポイント安)、出来高概算(東証1部)は15億3402万株

チャート5 21日後場の東京株式市場は、ECB(欧州中央銀行)が量的緩和の出口の具体化に向けた姿勢を示したためユーロ高・ドル安の可能性が言われ、円については予測外の値動きをする懸念があるとされて様子見気分が漂い、前場高かった任天堂<7974>(東1)が後場は軟調など、手控えられる銘柄が増えた。日経平均は50円安(2万100円前後)の水準を中心に小動きを続け、大引けも軟調で小反落。一方、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、昭和シェル石油<5002>(東1)出光興産<5019>(東1)が統合に向けて一歩前進との見方から一段ジリ高となり、川崎近海汽船<9179>(東2)はイオングループとサッポロビールの輸送が好感されて年初来の高値。ホープ<6195>(東マ)コロプラ<3668>(東1)との提携が好感されてストップ高。トレイダーズホールディングス<8704>(JQS)はグループ会社のバイオマス発電事業が材料視されて急伸。

 東証1部の出来高概算は15億3402万株(前引けは7億5147万株)、売買代金は1町9967億円(同9430億円)。1部上場2025銘柄のうち、値上がり銘柄数は924(同722)銘柄、値下がり銘柄数は964(同1141)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は4業種(前引けは3業種)にとどまり、値上がりした業種は、電気機器、機械、繊維製品、石油・石炭となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  2. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  3. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…
  4. ■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激  今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東…
  5. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  6. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る